岡野バ、前期経常を22％上方修正

　岡野バルブ製造 <6492> [東証２] が12月20日大引け後(15:00)に業績修正を発表。16年11月期の連結経常利益を従来予想の3.4億円→4.2億円(前の期は6.1億円)に21.7％上方修正し、減益率が43.9％減→31.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.5億円→3.3億円(前年同期は3.9億円)に29.3％増額し、減益率が35.2％減→16.2％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　発電プラント用バルブの製造販売およびメンテナンスを主要事業としている当社グループにおきましては、東日本大震災の影響で収益が大幅に縮小していることから、業績予想の修正範囲内での数値算出が困難な状況が続いております。　このような状況の中、当連結会計年度につきましては、バルブ事業において東通原子力発電所や柏崎刈羽原子力発電所向けの売上予定案件の一部が繰延べになったことから、売上高および営業利益は直近の予想数値を若干下回る見込みであります。一方、福島第一原子力発電所事故に伴う東京電力ホールディングス株式会社からの賠償金が当初予定よりも増加したため、経常利益におきましては直近の予想数値を上回る見通しになりました。　これらのことから、平成28年6月22日に公表した通期の業績予想を修正するものであります。　なお、業績予想の修正による期末配当予想の修正はございません。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。