不二精機は後場プラス圏に急浮上も値を消す、６月中間期業績が計画上振れで着地

　不二精機<6400.T>が後場終盤になってプラス圏に急浮上も値を消す展開。午後２時３０分ごろに発表した第２四半期累計（１～６月）連結決算が、売上高２４億２９００万円（前年同期比５．２％減）、営業利益は１億１０００万円（同２．６倍）、最終利益９６００万円（同２８００万円の赤字）となり、従来予想の営業利益８５００万円を上回って着地したことが好感されている。

　精密金型事業で検収時期が下期へずれ込んだことで、売上高は従来予想の２５億８０００万円を下回ったが、精密金型事業での受注内容の改善や精密成形品事業での稼働率の向上で利益率が改善したことなどが利益を押し上げたとしている。

　なお、１７年１２月期通期業績予想は、売上高５３億９１００万円（前期比５．５％増）、営業利益２億８３００万円（同３４．１％増）、最終利益１億６６００万円（同４．３倍）の従来見通しを据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）