クボタが３日ぶりに反発、自社株買い発表と第３四半期営業増益を好感

　クボタ<6326.T>が３日ぶりに反発。前週末６日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好感した買いが入っている。７５０万株（発行済み株式数の０．６０％）、１００億円を上限としており、取得期間は２月９日から５月１１日まで。
　また、同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）連結決算は、売上高１兆１４４６億９４００万円（前年同期比５．４％増）、営業利益１４９３億１１００万円（同３．２％増）、純利益は１０１３億９３００万円（同５．６％増）と増収増益を確保したことも好材料視されている。国内売上高は減少したものの、海外は機械部門が北米、欧州でのトラクタ、建設機械の増販や為替改善の影響もあり増収となったほか、水・環境部門も伸長し、これらが業績を牽引したという。
　なお、１５年３月期通期業績予想は、売上高１兆５５００億円（前期比２．７％増）、営業利益２０００億円（同１．２％減）、純利益１３００億円（同１．３％減）の従来予想を据え置いた。また、従来未定としていた期末配当は１６円とし、年間配当を２８円（前期２８円）にするとあわせて発表した。

クボタの株価は９時４６分現在１７６８．５円（△６８．０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）