ソディックの売買予想

買い予想

上期経常は35%減も織り込み済み、金属3Dプリンタに期待感

予想株価
1,500円
現在株価との差+784 (+109.49%) 
登録時株価
893.0円
獲得ポイント
+75.46pt.
収益率
+26.65%
期間 中期(数週間~数ヶ月)
理由 その他
11/18
PER PBR 利回り 信用倍率
24.2倍 1.46倍 1.19% 3.95倍

1,177円 前日比 +77 (+7.00%)


11/10
PER PBR 利回り 信用倍率
24.6倍 1.49倍 1.17% 4.92倍

1,197円 前日比 +180 (+17.70%)

上期経常は35%減も株価に織り込み済み、金属3Dプリンタに期待感

 11月7日大引け後(15:00)に発表した15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比35.5%減の13.6億円に落ち込み、従来予想の17億円を下回って着地。通期計画の35億円に対する進捗率は38.9%にとどまり、さらに4年平均の43.8%も下回った。しかし、通期経常利益については9.9%減の35億円とする従来予想を据え置いた。業績悪に関しては株価は10月16日には直近安値と大幅な調整を入れており織り込み済みとの見方が広がったもよう。同月29日には「金属3Dプリンターの量産機初号機を完成し、受注を開始」との報道があり今月初めに人気付いており、決算発表で悪材料出尽くし感から、改めて、3Dプリンタへの期待感が広がっているもよう。
 同社発表では、工作機械、産業機械ではスマートフォン向け需要が好調を維持し政府の生産性向上設備投資促進税制効果も見られた。また、米政府の製造業国内回帰政策に伴い自動車産業を中心に米国市場は好調。そして、金属3Dプリンタ普及を妨げる要因の一つとして、金属3Dプリンタによるものづくりの工程が複数社の技術・製品によって構成されておりトラブルが生じた時の対応困難があることがあげられているが、同社が先に発表した金属3Dプリンタ「OPM250L」は、金属3Dプリンタによる物づくりの全工程がソディックグループの技術で完結しており、問題が生じた際はソディックグループだけで対応可能な業界初の"ワンストップ ソリューション"を実現しているとしており、これも手掛かり材料となったもよう。


11/7
上期経常は36%減益で下振れ着地

 11月7日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比35.5%減の13.6億円に落ち込み、従来予想の17億円を下回って着地。
 通期計画の35億円に対する進捗率は38.9%にとどまり、さらに4年平均の43.8%も下回った。
 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比32.9%増の11.4億円に拡大したが、売上営業利益率は前年同期の6.1%→5.7%に悪化した。


10/29
PER PBR 利回り 信用倍率
19.4倍 1.22倍 1.48% 3.71倍

944円  +19 (+2.1%)   

 日刊工業新聞が29日付で「ソディックは金属3Dプリンターの量産型初号機『OPM250L』を完成、30日に受注を始める」と報じたことが買い材料視された。同社は7月に金属プリンターへの参入と10月からの販売を発表していた。報道によると、切削加工との複合型で、価格は6500万円(消費税抜き)から。3次元冷却水管を配して成形サイクルを短縮できる高機能金型や精密部品向けに展開するという。報道を受けて、金属3Dプリンターの市場投入による業績貢献に期待する買いが向かった。