●富士機
チップマウンタ好調持続　中国スマホ製造向けなど牽引

　富士機械製造（6134）は、電子部品基板向けチップマウンタで世界シェア3割弱の
実績を持つ。足もとは、特に中国の電子機器組み立て会社（ＥＭＳ）向けのチップマ
ウンタが好調に推移。
　同社は、2月に15年3月期の連結営業利益を66億円から105億円（前の期比3.4倍）に
上方修正したが、再増額の可能性もある。さらに、16年3月期も前期比2ケタ増益とな
りそうだ。
　スマートフォンなどの携帯端末、車載関連基板および一般産業用基板などに向けた
新規設備投資需要が総じて拡大基調にあることを背景に、電子部品組立機事業の継続
成長が想定される。
　株価は業績好調を背景に今後も上昇基調が継続しそうだ。（朱）