＜注目銘柄＞＝キャリアリンク、ＢＰＯ案件の受注が順調推移

　キャリアリンク<6070.T>は、官公庁関連や大手企業向けビジネスプロセスの業務請負を手掛けており、人材派遣が中心。同社の１７年２月期の単独業績見通しは、売上高１９９億８４００万円（前期比２０．３％増）、営業利益１１億１９００万円（同１６．８％増）と２ケタの増収増益を予想している。

　今期も首都圏での既存の民間向けＢＰＯ（ビジネスプロセスアウトソーシング＝事務作業請負）大型プロジェクト案件が順調に推移する見込みで、マイナンバー関連および臨時給付金関連業務をはじめとした官公庁ＢＰＯ案件も前期に引き続き順調な受注が継続する見通し。さらに、投資単位の引き下げによる株式の流動性向上と投資家層の拡大などを目的として、５月３１日時点の株主に対して１対２株の株式分割を実施する。

　株価は４月１９日に年初高値１９９４円をつけて以降、全般相場の軟調推移のなかで調整トレンドとなっていたが、ここにきて１８００円水準で値固めの兆しをみせはじめている。ＰＥＲも１５倍台と割高はなく今後の反転上昇が期待できそうだ。（朱）

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）