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【買い】弁護士ドットコム(6027):リスクイベント前の投げ売りにこそ優良株の拾い場に。世界進出の野望に投資!◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2017/03/14 16:15

【新進気鋭の社長が業界に風穴を開ける】

 同社代表者元榮氏は、慶応大卒で弁護士資格取得後、弁護士事務所「アンダーソン・毛利」にてキャリアスタートしており、その容姿や経歴からは想像のつかないアグレッシブ思考の方です。

 起業のきっかけとなったのは、上記キャリアの中で楽天のM&A案件に携わったことで刺激を受け、弁護士法人オーセンス、そして後の弁護士ドットコムとなるオーセンスグループ株式会社を設立したことです。引越しの比較サイトを見て弁護士版を閃き、立ち上げたのが上場起因となったキラーメディアの「弁護士ドットコム」です。

【ストック収益にこだわった安定の収益基盤】
 ストック収益にこだわったオーセンスのビジネスモデルは安定収益を生み、弁護士ドットコムの育成を実現する大きなリソースとなっています。あくまでも収益基盤を整えた上でチャレンジするのが理想としており、事業成長と経営の安定化という異なる2つの経営課題克服を実現しています。

 「弁護士ドットコム」の特異モデルが生まれた背景には、赤字で無料サービスを継続し、登録者が一定数確保できたところでいよいよ肝心のマネタイズとなるが、独自で行なわず、成功経験のある食べログ立ち上げメンバー村上氏を社外取締役へ迎え入れ、タイミングや価格設定など議論を重ね満を辞して有料化したことが大きいと言えます。大きな摩擦を生むことなく大成功を収め、一気に黒字化を果たし上場の運びとなった。

【今後の成長戦略は世界進出】
 IT(弁護士ドットコム)のテクノロジーとしての輸出を掲げており、世界進出を視野に入れています。まずはアジア圏を足がかりとしていずれ裁判大国の欧米へも進出するという飽くなき野望を持っています。

 同社ビジネスにおいては競合が見当たらず、主力の弁護士ドットコム、オーセンスを安定した収益基盤に会員弁護士数の著しい伸びが続いています。また、新サービスとして展開する「クラウドサイン」リリース後まもなくで導入企業数が4000社を突破し、業績伸長を期待した株価は再び高値を目指すことになるでしょう。


弁護士ドットコム(6027) [東証マザーズ]
業種:サービス
単元株数:100株
PER:76.81倍
PBR:17.81倍
配信元: 達人の予想
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