ＬＩＸＩＬグループが１７年３月期営業利益予想を上方修正、国内のコスト削減など奏功

　ＬＩＸＩＬグループ<5938.T>がこの日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、売上高を１兆８８００億円から１兆７８００億円（前期比５．８％減）へ下方修正した一方、営業利益を５６０億円から６５０億円（同６６．６％増）へ、純利益を２８０億円から３８０億円（前期２５６億５００万円の赤字）へ上方修正した。

　想定以上の円高による海外売り上げの換算減や海外ビル事業の本体工事進捗の遅れに伴う売上計上の期ずれなどで売上高は計画未達を予想。ただ、海外のウオーターテクノロジー（水回り）事業の順調な成長と国内事業のコスト低減や販管費の抑制、その他の費用が想定より少なかったこと、さらに円高に伴う為替差益などから利益は予想を大きく上回るという。なお、為替前提を見直し、１ドル＝１１５円から１０５円へ、１ユーロ＝１２５円から１１５円としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）