オーナンバが大幅続落、株主優待制度の廃止と６月中間期大幅営業減益を嫌気

　オーナンバ<5816.T>が大幅続落。前週末４日の取引終了後、株主優待制度を廃止すると発表しており、これを嫌気した売りが出ているようだ。

　従来は、１単元（１００株）以上を保有する株主に対して、所有株数に応じて５００円分～２０００円分のクオカードを贈呈したが、１６年１２月末現在の株主への贈呈を最後に優待制度を廃止するとしている。

　また、同時に発表した第２四半期累計（１～６月）連結決算が、売上高１８０億３７００万円（前年同期比４．８％減）、営業利益２億５７００万円（同５５．０％減）、最終利益４８００万円（同２８．９％増）と大幅営業減益だったことも弱材料視されているようだ。太陽光発電関連製品の売り上げ減少に加えて、品種構成の悪化などが利益を押し下げたという。ただ、最終利益は固定資産売却益の計上や事業構造改善損の減少などが寄与し増益を確保した。

　なお、１７年１２月期通期業績予想は、売上高３５０億円（前期比５．１％減）、営業利益１１億円（同９．３％減）、最終利益６億円（前期３億６３００万円の赤字）の従来見通しを据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）