冶金工が急騰、ＬＭＥニッケル相場の底打ちで１７年３月期業績を上方修正

　日本冶金工業<5480.T>が急騰。６日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高を１１００億円から１１１０億円（前期比８．３％減）へ、営業利益を２８億円から３５億円（同８５．０％増）へ、最終利益を８億円から１５億円（同８２．７％増）へ上方修正したことが好感されている。

　ＬＭＥニッケル相場の下落傾向が底を打ち、徐々に需要回復の兆しが見え始めていることは同社事業の追い風になっている。また、在庫評価損の縮小や販売数量増加が全体の業績に寄与する。また、未定としていた期末配当を２円５０銭とし、前期から１円の増配となる。

　あわせて発表した第３四半期累計の連結決算は売上高８２２億３９００万円（前年同期比１０．１％減）、営業利益２３億８４００万円（同２．９倍）、最終損益１１億２３００万円の黒字（前年同期４億２８００万円の赤字）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）