神戸鋼が大幅続伸、１８年３月期業績予想の上方修正と中間配当の増配を発表

　神戸製鋼所<5406.T>が大幅続伸し年初来高値を更新している。前週末２８日の取引終了後、１８年３月期の連結業績予想について、売上高を１兆８７００億円から１兆８８００億円（前期比１０．９％増）へ、営業利益を７５０億円から８００億円（同８．２倍）へ、純利益を３００億円から３５０億円（前期２３０億４５００万円の赤字）へ上方修正したことが好感されている。

　建設機械事業で中国油圧ショベルの販売台数が増加傾向にあることや、電力事業で燃料価格が想定よりも低位に推移していることなどが寄与するという。また、従来未定としていた中間配当を１０円（前年同期無配）にするとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。

　なお、同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高４３５０億８００万円（前年同期比７．６％増）、営業利益３０３億２００万円（同２．４倍）、最終損益２５０億９００万円の黒字（前年同期２０億６７００万円の赤字）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）