ＦＵＪＩＭＩ
　14年3月期9カ月連結、当期72.1 %減7.68億円、14年3月期予想59.5 %減9億円

2014年08月04日09時17分
フジミインコが急反騰、上期経常を一転98％増益に2.1倍上方修正、通期も53％増額
　　
　1日、フジミインコ が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比76.8％増の8.7億円に拡大して着地したことが買い材料。

　アジアで最先端ロジックデバイス向けCMP製品やアルミディスク向け製品の販売が拡大したことが収益を押し上げた。

　第1四半期好調に伴い、上期(4-9月)の同利益を7.5億円→15.5億円に2.1倍上方修正。
従来の4.0％減益予想から一転して98.5％増益見通しとなった。上期増額分を上乗せする形で、通期の同利益を15億円→23億円(前期は15.3億円)に53.3％上方修正した。

　株価は年初来高値を更新。

2015年03月20日10時43分

FUJIMIは急反発。東海東京では投資判断を「3」から「1」に一気に2段階格上げ、目標株価を2680円としている。足元でもシリコンウェハー向け製品やCMP向け製品に特段の減速感もみられず、今期営業利益は会社計画の34億円を大幅に上回る42.5億円と予想。中国子会社設立や先端技術研究所の新設などといった施策により、今後は、非半導体関連の一般工業用研磨材も新規ユーザーおよび新規分野向けに売上が増加していくとみているようだ。

■フジミインコ 　1,243円　 -233 円 (-15.8％)　　
本日終値　 東証１部 下落率3位
　フジミインコーポレーテッドがウリ気配。同社は２日の取引終了後、１６年３月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の３４０億円から３１７億円（前期比３．４％減）へ、営業利益を４１億円から３２億円（同２２．５％減）へ、純利益を３１億円から２４億円（同３５．０％減）へ下方修正、これを嫌気している。一般工業用研磨材の需要減退が想定を超えて推移している。