フジミインコが大幅反発、製品構成の良化など寄与し１７年３月期業績予想を上方修正

　フジミインコーポレーテッド<5384.T>が大幅反発して、一時、前日比２１８円（８．４％）高の２８００円まで買われ、０７年８月以来の高値水準となっている。２日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、営業利益を３８億円から４３億円（前期比３０．２％増）へ、純利益を２８億円から３３億円（同４０．７％増）へ上方修正したことが好感されている。

　売上高は従来予想の３３０億円（同３．９％増）を据え置いたものの、第３四半期までで製品構成の良化やコスト節減効果で利益が計画を上振れて推移していることが要因としている。

　なお、第３四半期累計（１６年４～１２月）決算は、売上高２４８億４７００万円（前年同期比１．９％増）、営業利益３４億７８００万円（同１８．７％増）、純利益２７億８７００万円（同３０．０％増）だった。シリコンウエハー向けやＣＭＰ向け製品の販売が好調に推移したことが業績を押し上げた。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）