旭硝子が急反発、１７年１２月期増収増益見通しと自社株買い発表を好感

　旭硝子<5201.T>が急反発し昨年来高値を更新している。７日の取引終了後に発表した１７年１２月期の連結業績予想で、売上高１兆３５００億円（前期比５．３％増）、営業利益１０５０億円（同９．０％増）、純利益６６０億円（同３９．１％増）と増収増益を見込んでいることが好感されている。

　化学品事業でインドネシア新規設備の通年稼働により、クロールアルカリ製品の出荷増が業績を牽引するほか、液晶用ガラス基板やディスプレー用特殊ガラスの出荷増、車載ディスプレー用カバーガラスの拡大継続などが寄与する見通し。なお、配当は中間１０円、期末５０円（ただし７月１日付けで５株につき１株の割合で株式併合を実施予定）を計画しており、実質２円の増配となる。

　また、あわせて自社株買いを発表しており、これも好材料視されているようだ。１５００万株（発行済み株数１．３０％）、または１００億円としており、取得期間は２月８日から３月２４日まで。なお、これにより取得した自社株については、すべて消却するとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）