＜チャートの視点＞＝タカラバイオ、一目均衡表の雲を上抜く

　タカラバイオ<4974.T>はきょう一時、前日比６０円高の１４４７円まで上昇。一目均衡表で、先行スパン１（８日時点：１３８８円）と先行スパン２（同：１３９５円）で囲まれた範囲（雲）を上抜けた。７５日移動平均線に上値を抑えられる展開が続いていたものの、一方で１３００円台前半で下値抵抗ラインを形成。煮詰まり感が強まるなか、足もとでは２５日移動平均線（８日時点：１３６７円）と７５日移動平均線（同：１３７５円）とのゴールデン・クロスが目前に迫るなどテクニカル妙味が増している。
　ここｉＰＳ細胞に関連する動きが官民で活発化しており今後、同社への関心が高まる場面もありそう。同社は、遺伝子治療用ベクターや再生・細胞医療に用いられる細胞をＧＭＰ（医薬品などの製造管理および品質管理に関する基準）製造する設備・体制を確立している。

タカラバイオの株価は１４時２９分現在１４３９円（△５２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）