【買い】富士フイルムホールディングス㈱iPS関連特許取得など好材料多く、強気相場の継続に期待（4901）= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【買い】富士フイルムホールディングス㈱（4901）

富士フイルムと富士ゼロックスを傘下に持つ持株会社。
1934年設立、本社所在地は東京都港区。

■注目理由
7月27日に決算を発表。
平成成29年3月期第1四半期（4-6月）の業績は、前年同期比で売上高△7.4％、税引前四半期純利益は△51.3％となった。
通期計画に対する進捗率は5年平均の20.0％を下回る9.9％にとどまり、売上営業利益率も前年同期の6.1％→5.0％に悪化し、やや苦戦しているようだ。

一方でチャートを見ると、株価上昇に伴いボリンジャーバンドが拡張していることから、本格的な上昇トレンド入りの前兆と捉えられる。
短期の値動きを示す転換線が中期の値動きを示す基準線を上に抜け、さらに上昇を続けていることからも強気相場の継続が期待できるだろう。
18日に子会社でｉＰＳ細胞の開発・製造のリーディングカンパニーである米国セルラー・ダイナミクス・インターナショナル（ＣＤＩ社）が日本でｉＰＳ細胞を安全かつ効率的に作製する技術に関する特許を取得したことを発表したことで買いが集中。
さらに19日にはゴールドマン・サックス証券が「医療事業でトップクラスのシェアを誇る富士フイルムホールディングスの内視鏡や超音波など画像診断機器・医療IT は長期的に2ケタ成長が可能」と想定して投資判断を「買い」、目標株価を5500円と評価しており、好材料が並んでいる。
（出典：2016年10月19日　Kabutanニュース）
10月20日終値時点でPERは14.57倍、過去の株価および業種平均と比べて割安感がある。
11月の投資を考える上で、同社に注目してみてはいかがだろうか。