トライアイズが反発、１７年１２月期期末配当を３円増額へ

　トライアイズ<4840.T>が反発。前週末１５日の取引終了後、従来１２円を予定していた１７年１２月期の期末一括配当を１５円に引き上げると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　純粋持ち株会社制へ移行し、「トライアイズ」へ商号変更後１０周年を迎えたことを記念して、記念配当３円を実施するという。

　同時に、通期業績予想について、売上高を２１億２３００万円から１８億１９００万円（前期比１５．３％増）へ、営業損益を８８００万円の黒字から１億３０００万円の赤字（前期３億３６００万円の赤字）へ下方修正した。

　建設コンサルタント事業で、受注案件に対応する人員体制の整備が遅れ、計上予定案件が翌期にズレ込む見込みとなったことに加えて、ファッションブランド事業で専門店・百貨店向けの売り上げが想定を下回る見込みとなったことが要因。また、連結子会社の本社移転準備に伴う諸費用の発生なども利益を圧迫したという。なお、最終利益は連結子会社で固定資産売却益２億４７００万円を計上したことなどから、２０００万円から１億１７００万円（同４億９４００万円の赤字）へ上方修正している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）