オンコリスバイオが反発、新規がん治療薬「ＯＢＰ－８０１」をＦＤＡへ治験薬申請提出

　オンコリスバイオファーマ<4588.T>が反発、一時前週末比８７円高の９２０円まで買われている。同社はこの日、新規エピジェネティックがん治療薬「ＯＢＰ－８０１」のフェーズ１臨床試験を開始するため、アメリカ食品医薬品局（ＦＤＡ）に対し、ＩＮＤ(治験薬）申請を提出、２１日（現地時間）に受付けたことを確認したことを発表した。
　今回の「ＯＢＰ－８０１」のＩＮＤ申請により、ＨＩＶ感染症治療薬「ＯＢＰ－６０１」（フェーズ２ｂ）及び腫瘍溶解ウイルス「ＯＢＰ－３０１（フェーズ１／２）と併せて、３本のパイプラインの臨床開発を進めていくことになる。ＩＮＤ申請した臨床試験では、他の治療法に抵抗性を示す進行性の固形癌患者に対して「ＯＢＰ－８０１」を点滴静脈注射により投与し、その安全性、および予備的有効性などを評価することを目的としている。

オンコリスの株価は９時４９分現在９５７円（△１２４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）