ペプドリは続伸、１対２株の株式分割と１７年６月期１１％増収予想を発表◇

　ペプチドリーム<4587.T>が続伸している。１３日の取引終了後、６月３０日を基準日として１対２株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性の向上を図ることが目的という。なお、効力発生日は７月１日の予定。

　同時に、従来未定としていた１７年６月期業績予想について、売上高は４８億円（前期比１０．９％増）を見込むと発表しており、連続増収見通しであることも好感されている。今期は、独自の創薬開発プラットフォームＰＤＰＳについて、非独占的ライセンス許諾契約を新たに１件獲得することを目標としていたが、昨年７月に米ジェネンテック社と契約し、さらに今年６月に塩野義製薬<4507.T>と契約することで、目標を上回る契約を獲得したことで増収を確保するという。また、ＰＤＰＳの非独占的ライセンス許諾契約の技術移行を１件達成することを目標としていたが、今年５月に米リリー社および米ジェネンテック社に対する技術移行が完了したことも増収に寄与するとしている。なお、営業利益や純利益については現在精査中としている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）