ダイトが続急伸、１８年５月期増収増益見通しと高薬理製剤工場新設を好感

　ダイト<4577.T>が続急伸し年初来高値を更新している。１１日の引終了後に発表した１８年５月期の連結業績予想で、売上高４０５億円（前期比６．６％増）、営業利益４１億円（同７．０％増）、純利益２８億５０００万円（同７．３％増）と増収増益を見込むことが好感されている。

　ジェネリック医薬品向け原薬の全般的な伸長に加えて、製剤でジェネリック医薬品における新規品目の販売や既存品の販売増加が見込まれることが寄与する見通し。また、抗がん剤など一部高薬理活性製剤の製造受託の増加が期待できることも貢献する。

　なお、１７年５月期連結決算は売上高３７９億８４００万円（前の期比４．４％増）、営業利益３８億３２００万円（同７．８％増）、純利益２６億５６００万円（同３．５％増）だった。

　同時に同社では、高薬理製剤棟を新設すると発表しており、これも好材料視されているようだ。約３５億円を投じて富山県富山市の本社工場敷地内に建設するとしており、今後増加が見込まれる高薬理活性領域のジェネリック製剤製品および製造受託に対応するため、生産能力の増強を図るとしている。１０月にも着工し、来年１２月の完成を目指している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）