ＯＴＳは堅調、ＴＯＰＫ特異的阻害剤が中国で特許登録

　オンコセラピー・サイエンス<4564.T>は堅調。同社はこの日、新規抗がん剤として開発を進めているＴＯＰＫ（Ｔ‐ＬＡＫ　ｃｅｌｌ‐ｏｒｉｇｉｎａｔｅｄ　ｐｒｏｔｅｉｎ　ｋｉｎａｓｅ）特異的阻害剤について、物質特許が中国で登録されたことを発表した。今回の物質特許は米国と日本に続くもの。ＴＯＰＫは、新規抗がん剤標的分子として中村祐輔研究室のゲノム包括的遺伝子解析により同定されたもの。乳がん、肺がんなどを含め多くのがん種で発現が非常に高くなっており、また、正常な組織での発現がほとんどないため、この分子に作用する薬剤は多様ながん種に適応でき、副作用のリスクが非常に低いと考えられている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）