ロート薬が急反落、円高や中国の景気減速響き１７年３月期業績予想を下方修正

　ロート製薬<4527.T>が急反落し、一時、前週末比２１３円（１１．５％）安の１６４０円まで売られている。前週末１１日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、売上高を１６３０億円から１５０５億円（前期比９．９％減）へ、営業利益を１５５億円から１３１億円（同１６．５％減）へ、純利益を９５億円から７５億円（同１７．６％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　円高による影響に加えて、中国経済の減速によるアジア事業の落ち込みが響く。研究開発費など新規分野への先行投資も利益を圧迫する。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高７１２億９８００万円（前年同期比７．８％減）、営業利益６４億６５００万円（同９．９％減）、純利益４１億９１００万円（同１４．０％減）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）