ケネディクスや住友不など不動産セクターが高い、内需株主導の流れで低金利環境も味方

　ケネディクス<4321.T>が上昇したほか、三井不動産<8801.T>、住友不動産<8830.T>など不動産セクターに物色資金が向かっている。日経平均は後場に入り下げ幅を拡大しているが、その間隙を縫って出遅れ感の強い内需系銘柄に物色資金が流れている。「米国がドル高警戒モードにあるなかで、これ以上円安が進行しにくいとの思惑が輸出株への利食いを促し、内需株にシフトする動きを呼んでいる。そのなか、インバウンド消費などを手掛かりに先駆した小売株に続く動きとして銀行や、不動産株にも買いが向かっている」（準大手証券マーケットアナリスト）という。１０年物国債利回りは直近０．３１％台と低下傾向にあることも調達資金コストの上昇懸念を後退させている。

ケネディクスの株価は１３時３６分現在５０５円（△９円）
三井不の株価は１３時３６分現在３６４７．５円（△５．５円）
住友不の株価は１３時３６分現在４７９７．５円（△７４．５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）