【売り】㈱Jストリーム（4308）「ネット同時配信」解禁報道で連日ストップ高。過熱感漂い、近々反落に向かう可能性も= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】㈱Jストリーム（4308）

ネットによる動画ライブ中継やオンデマンド放送の配信インフラを提供する企業。

■注目理由
７月28日に決算を発表。
平成29年３月期第１四半期（4-6月）の業績は、前年同期比で売上高+9.2％、経常損益は7百万円で黒字転換となり、好調だ。
通期計画に対する進捗率は5年平均の11.9％を下回る2.3％にとどまったが、売上営業損益率は前年同期の△0.4％→0.4％に改善した。

一方でチャートを見ると連日ストップ高で、20日の株価は80円ストップ高の460円買い気配と、1月12日に付けた年初来高値391円を大きく更新した。
総務省がテレビ番組をインターネットで同時に配信する「ネット同時配信」を19年にも全面解禁すると報じられており、動画配信関連として同社にも投資資金が集中したようだ。
（出典：2016年10月19日　Kabutanニュース）
21日も引き続き高値を更新し株価は一時540円まで上昇する局面も見られたが、ローソク足は長い上ヒゲを伸ばしていることから売り圧力さの強さが伺える。
短期的な下落の可能性には注意が必要だろう。
また、10月20日終値時点でPERは29.73倍、PBRは1.66倍となっており、業種平均および過去の株価と比べて割高感がある。
今から追いかけ買いするのは危険か。