石原産が急伸し年初来高値を更新、円安寄与し上期業績予想を上方修正

　石原産業<4028.T>が急伸して年初来高値を更新している。１０日の取引終了後、第２四半期累計（４～９月）連結業績予想について、売上高を５１０億円から５２０億円（前年同期比１．５％増）へ、営業損益を９億円の赤字から１５億円の黒字（前年同期１８億３１００万円の黒字）へ、最終損益を２５億円の赤字から２億円の赤字（同７億９４００万円の赤字）へ上方修正したことが好感されている。

　第１四半期業績が好調だったことに加えて、為替ユーロが前回公表時の想定に比べ円安基調に推移していることなどが要因としている。なお、想定為替レートは１ドル＝１１０円、１ユーロ＝１２５円としている。

　同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高２６１億６４００万円（前年同期比４．８％減）、営業利益１２億６９００万円（同５５．７％増）、最終損益５億５５００万円の黒字（前年同期８億８０００万円の赤字）だった。また、１８年３月期通期業績予想は売上高１０５０億円（前期比３．３％増）、営業利益４７億円（同４４．２％減）、純利益２４億円（同５３．２％減）の従来見通しを据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）