日産化が続伸、国内有力証券は「Ａ」継続

　日産化学工業<4021.T>が続伸。岩井コスモ証券では１９日、投資判断の「Ａ」と目標株価３７００円を継続した。第１四半期（４～６月）の連結営業利益は前年同期比０．９％増の９５億８００万円と会社計画（７１億円）を上回った。農業化学品や医薬品が増収増益となった。特に、動物薬用化合物「フルララネル」の出荷が期初予想を大きく上回った。同証券ではフルララネルの年間出荷額は会社計画を上回る可能性などを指摘しており、１７年３月期の連結営業利益は前期比２％増の２９２億円と会社計画（２９７億円）並みの着地は期待できるとみている。状況によっては超過達成も見込める。１８年３月期は同３２５億円への増益を予想している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）