【売り】㈱アカツキ（3932）「ハチナイ」配信時期の延期報道が売り加速。移動平均は下降続き、軟調傾向続く可能性も= フェアトレード 西村剛

失望売りが加速

■注目銘柄：【売り】㈱アカツキ（3932）
国内SNS運営事業者が提供するプラットフォームやApple Inc.およびGoogle Inc.などのプラットフォーム運営事業者が運営する各アプリマーケットにおいて、ソーシャルゲームを提供するソーシャルゲーム事業を行う。
2010年設立、本社所在地は東京都品川区。

■注目理由
8月12日に決算を発表。
平成29年3月期第1四半期（4-6月）の業績は、売上高+44.4％、経常損益は+35.0％となったが、通期計画に対する進捗率は前年同期の26.9％を下回る23.9％、売上営業損益率は前年同期の44.7％→40.8％に低下し、やや苦戦しているようだ。

28日の取引終了後、開発中の青春体験型野球ゲーム「八月のシンデレラナイン」（ハチナイ）の配信時期を延期すると発表しており、29日はこれを嫌気した売りが出ているもよう（出典：2016年9月29日　Kabutanニュース）
チャートを見ると株価が25日・75日移動平均を下回っており、目先は軟調傾向が続くと見られる。
またボリンジャーバンドが拡張しながら株価が下落しているので、本格的な下降トレンドの前兆と捉えることもできる。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。