あすか薬の「オルダミン」が胃静脈瘤の退縮で国内追加適応を取得

　あすか製薬<4514.T>がこの日の取引終了後、富士化学工業（富山県・上市町）が製造販売し、あすか製薬が販売している食道静脈瘤硬化療法剤「オルダミン注射用１ｇ」に関して、「胃静脈瘤の退縮」の追加適応症で承認を取得したと発表した。

　胃静脈瘤は、食道静脈瘤と同様に肝硬変の合併症の一つである門脈圧亢進症により発現するもので、大量出血によりショック状態を引き起こし、致死的な転帰を辿ることもある病変。両社では今回の承認取得により、オルダミンによる新たな治療選択肢を提供できるとしている。なお、同件によるあすか製薬の１８年３月期業績への影響は軽微としている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）