あす（４日）の株式相場見通し＝決算評価期待で反発、個別株物色に底堅さ

　あす（４日）の東京株式市場は、引き続き４～６月期決算発表に伴う好業績銘柄を評価する買いへの期待感が継続することが予想され、日経平均株価は反発となりそうだ。
　３日の東京株式市場は、前週末に環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）交渉で大筋合意が先送りされたことなどで売りが先行した。ただ、一巡後は発表が佳境を迎えている決算内容を評価しての押し目買いが入り大きく下げ渋り、日経平均株価は前週末比３７円１３銭安の２万５４８円１１銭と３日ぶり小幅反落した。
　市場関係者からは「きょうの日経平均株価は、一時前週末比１８８円安で２万４００円を割り込む場面があったものの、好決算銘柄を買い進む流れに押し戻されて下げ渋った。東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）は、小幅ながら４日続伸となり、地合いの強さを示している」との見方が出ていた。
　日程面では、ソフトウエア開発、自社ソリューションの開発・保守およびＩＴ技術者の派遣情報を手掛けるＰＣＩホールディングス<3918.T>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、６月の毎月勤労統計速報値、７月のマネタリーベース、気象庁による「噴火速報」の運用開始に注目。海外では、米６月の製造業受注が焦点になる。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）