ＰＣＩＨＤが３日続伸、東証１部または２部への市場変更を好感 公募増資なども実施

　ＰＣＩホールディングス<3918.T>が３日続伸。２３日の取引終了後、東京証券取引所から９月１２日に東証１部または同２部へ市場変更する承認を受けたと発表した。この日は東証１部へ上場した場合のＴＯＰＩＸ組み入れ需要などに期待する買いが流入している。

　同時に、今期末に市場変更の記念配当１０円を実施することも発表した。今期は普通配当４０円と合わせ年５０円配となる。同社は今年４月に１対２の株式分割を実施しており、前期比では実質１０円の増配となる。

　また、公募増資と売り出しを実施することも明らかにした。３０万株の公募増資と６万株の売り出し、それに上限５万４０００株のオーバーアロットメントによる売り出しを行う。調達金額は約７億１８００万円で、連結子会社の投融資や社内システム投資、短期借入金の返済に充てる。公募・売り出しの発行・売出価格は３０日から９月２日のいずれかの日に決定する。発行済み株式数は最大で約１０％増加する見込み。東証の所属部も、発行・売出価格の決定以降に決まる予定。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）