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<話題の焦点>=日本案「大人用紙おむつ」が国際規格に、国内メーカーの輸出拡大へ弾み

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/20 12:10
 経済産業省は7月6日、日本が提案していた「大人用紙おむつ」の評価方法が、国際標準化機構(ISO)に国際規格として認められたと発表した。国内で普及している補助パッドが新たに規定されるなど、国内メーカーの強みが国際的に評価される下地が整ったことで輸出拡大に弾みがつきそうだ。

 国内では大人用紙おむつとして、「テープ止めタイプ」や「パンツタイプ」、おむつと補助パッドを併用する「ツーピースタイプ」など、身体状況や生活環境に応じて選べるよう多様な製品が開発・販売されているが、欧米製品は「テープ止めタイプ」が主流となっている。背景には文化や生活習慣の違いがあり、例えば日本では夜間でもこまめにおむつを交換するという考え方があるのに対し、欧州では夜間のおむつ替えは原則的に行わない。そのため、今までは日本で普及している補助パッドなどを適切に評価できる試験項目が国際規定になく、複数回の排尿を吸収・保持できる性能評価のみ規定され、国内メーカーにとって海外展開の障壁となっていた。

 こうした状況を打開しようと動いたのが、ユニ・チャーム<8113.T>と日本衛生材料工業連合会で、2013年5月に日本工業標準調査会(JISC)へ迅速な国際標準化提案を図る「トップスタンダード制度」の活用を申請。同年8月から経済産業省の戦略的国際標準化加速事業としてISOに提案を行い、今回ようやく認められた。
 
 日本からの提案を盛り込み改定発行された国際規格「ISO15621尿吸収用具―評価に関する一般指針」では、大人用紙おむつの種類や適用、種類別の吸収力の評価方法などが定められ、おむつのタイプ(テープ止め、パンツタイプ)区分を明確化。また、おむつと組み合わせて使用する補助パッドの規定や、補助パッドの吸収力に関する評価方法の規定なども明記された。

 これをきっかけに今後、利用者にあわせてきめ細かく対応する日本式の排泄介護が海外で浸透することが期待され、大人用紙おむつを販売する国内メーカーの追い風となりそうだ。主なブランドとしては、ユニ・チャームの「ライフリー」、大王製紙<3880.T>の「アテント」、花王<4452.T>の「リリーフ」、王子ホールディングス<3861.T>グループで王子ネピアの「ネピアテンダー」、日本製紙<3863.T>グループで日本製紙クレシアの「アクティ」、ピジョン<7956.T>グループでピジョンタヒラの「ハビナース」が挙げられる。

 また、紙おむつに使われる高吸水性樹脂を手掛ける三洋化成工業<4471.T>および日本触媒<4114.T>、紙おむつ製造機で圧倒的国内シェアを持つ瑞光<6279.T>、化合繊不織布を展開するハビックス<3895.T>、紙おむつなどを切断する際に使うロータリーカッターを手掛ける日本タングステン<6998.T>などの商機拡大も見込まれる。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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