システム ディが続落、配当増額を発表も４月中間期大幅減益を嫌気

　システム　ディ<3804.T>が続落。午後２時に従来３円を予定していた１６年１０月期の期末一括配当を５円に増額すると発表。これを受けて株価は一時、前日比１３円高の６１０円まで買われたが、その後は４月中間期業績の大幅減益を嫌気した売りが出ているようだ。

　第２四半期累計（１５年１１月～１６年４月）連結決算は、売上高１５億円（前年同期比３．４％増）、営業利益１億３０００万円（同３７．８％減）、純利益８１００万円（同３７．８％減）だった。下期に売上高が偏る公会計ソリューション事業の拡大で、今期は下期偏重の業績を見込んでおり、計画に対しては利益率の高い案件の積み上げで従来計画を上回って着地した。ただ、前年同期との比較では大幅減益となっていることや、新興株市場の軟化もあって、売り材料視されているようだ。

　なお、１６年１０月期通期業績予想は、売上高３３億６１００万円（前期比２５．６％増）、営業利益３億１４００万円（同２．０倍）、純利益２億６０００万円（同７９．０％増）を見込んでいる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）