ＤＤＳは反落、指紋認証システムがアライドテレシスのソリューションと連携も反応限定的

　ディー・ディー・エス<3782.T>が反落。１１日の取引終了後、同社の認証ソリューション「ＥＶＥ」シリーズが、アライドテレシスホールディングス<6835.T>傘下のアライドテレシスのＳＤＮ／アプリケーション連携ソリューション「Ｓｅｃｕｒｅ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　ＳＤＮ（ＳＥＳ）」と連携すると発表したが、市場の反応は限定的のようだ。

　アライドテレシスの「Ｓｅｃｕｒｅ　Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ　ＳＤＮ（ＳＥＳ）」は、企業向けアプリケーションとネットワークを連携・連動させることで、ネットワーク運用管理にかかる工数やコストの削減、セキュリティーの強化を実現している。一方、ＤＤＳの「ＥＶＥ」シリーズは、指紋をはじめとする生体認証や、ＩＣカードなどの物理認証、および知識による認証に対応している。

　今回の連携により、総務省から自治体に対して提唱されている自治体情報システム強靱性向上モデルのうち、ネットワーク分離によるセキュリティー強化と二要素認証によるなりすまし対策に対応した「生体（指紋認証など）・所持（ＩＣカード）・知識（パスワードなど）」の組み合わせによる二要素認証と、仮想ネットワーク連動システムを提供することになるという。両社では今後、９月までのサービス提供を目指し、共同開発検証を行うとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）