ガンホーは大幅安、１～９月期最高純益更新も出尽くし売り

　ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>はウリ気配スタートで大幅安。同社が２９日発表した１４年１～９月期連結決算は売上高が前年同期比１４．３％増の１３２８億２８００万円、最終利益が同１６．７％増の４９７億１５００万円と高水準の伸びを示し、同期間としては過去最高を更新した。スマートフォン向けゲーム「パズル＆ドラゴンズ」の課金収入拡大が収益を押し上げている。７月下旬に、パズドラのアプリ内で遊べる新たなゲーム「パズドラＷ」を追加投入した効果でダウンロード件数が急増した。ただ、前日まで株価は６日続伸しており、好業績は織り込み済みで市場コンセンサスにも届かず売りが優勢となった。また、同社は同日、スマホ向けゲームの課金決済システムを手掛ける米プレイフォン（カリフォルニア州）の株式を取得し子会社化することを発表、買収を通じて新興国を中心とした世界展開に期待が高まっているものの、足もとは反応薄となった。

ガンホーの株価は９時１１分現在４５９円（▼２９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）