東レは３次元成形性持つプリプレグシートを開発

　東レ＜3402.T＞はこの日、優れた力学特性と３次元成形性を両立する新規プリプレグシートを開発したと発表した。ＵＤプリプレグに切り込みを挿入することにより、繊維束が制御されて配列したシートで、板金加工では実現できない急激な凹凸変化がある３次元形状を成形できる。ＵＤプリプレグは炭素繊維を熱硬化性樹脂を含浸して一体化した材料で、航空機をはじめ、自動車や自転車、スポーツ用品など幅広い分野に用途が拡大しており、量産化技術確立に向け開発を加速していくとしている。

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）