東レが３日ぶり反発、大和証券は「２」へ引き上げ

　東レ<3402.T>が３日ぶり反発。大和証券は１８日、同社株のレーティングを「３（中立）」から「２（アウトパフォーム）」へ引き上げた。目標株価は９７０円から１１３０円に見直している。炭素繊維複合材料の成長性と収益強化策を評価。同社の炭素繊維の世界生産能力シェアは３割を超え、競合企業の３倍以上に達している。同事業の売上高は今後３年間で年率１１％成長、営業利益は同１９％成長を予想。特に、航空機向けレギュラートウとそのＣＦＲＰ（炭素繊維強化プラスチック）は米系大手顧客との新たな長期契約に基づき納入シェア拡大を見込んでいる。また、基盤事業である繊維事業が順調なことも評価している。

　同証券では、１６年３月期の連結営業利益を前の期比２８％増の１５８０億円（会社予想１５５０億円）と予想し１７年３月期は同１７００億円と連続増益を予想している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）