日商開が急落、１８年３月期４６％営業減益予想を嫌気

　日本商業開発<3252.T>が急落。１０日の取引終了後に発表した１８年３月期の連結業績予想で、売上高３１１億円（前期比１６．９％増）、営業利益２６億円（同４６．３％減）、純利益１４億円（同７８．３％減）と大幅減益を見込んでいることが嫌気されている。

　仕入れ案件数の増加による売却案件数の増加や、「地主プライベートリート」への売却などで２ケタ増収を見込むものの、土地仕入れのための人員増や土地価格上昇などで粗利益率の低下を見込む。また、前期にあった負ののれん益がなくなることも最終利益を押し下げるとしている。ただ、会社側では過渡期であるためと位置づけており、順調に土地仕入れができており、「１９年３月期以降は安定した利益の拡大が見込まれる」としている。

　なお、１７年３月期連結決算は売上高２６６億１４００万円（前の期比５３．１％増）、営業利益４８億４３００万円（同１８．７％減）、純利益６４億３７００万円（同７８．５％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）