サイバーセキュリティー関連が軒並み高、世界同時多発的サイバー攻撃で注目度高まる◇

　セグエグループ<3968.T>が好決算発表を足場に連日のストップ高カイ気配に買われているほか、ラック<3857.T>、セキュアヴェイル<3042.T>、ＦＦＲＩ<3692.T>、トレンドマイクロ<4704.T>、テリロジー<3356.T>などその他のサイバーセキュリティー関連にも物色人気が集中、総花的に上値を追う展開となっている。

　昨年の米大統領選でも問題視された海外からの政府機関へのサイバー攻撃だが、ここにきて世界規模で同時多発的に攻撃が仕掛けられ、深刻の度合いが一気に高まった。マルウエアの一種で「ランサムウエア」と呼ばれるパソコンの内部データにロックをかけて文字を暗号化させ、復元のために金銭を要求する手口が頻繁化しており、対応や防御が喫緊の課題となっている。既に今年２月の日米首脳会談で安倍首相がトランプ米大統領に提案した経済協力原案「日米成長雇用イニシアチブ」でもサイバー攻撃への対応が掲げられていたが、関連銘柄へのマークが改めて強まりそうだ。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）