不二油本社が３日ぶり反発、ＤＨＡやＥＰＡの酸化抑える技術開発と報じられる

　不二製油グループ本社<2607.T>が３日ぶりに反発。きょう付の複数のメディアで、「青魚に多く含まれ、認知症などの予防効果があるとされるドコサヘキサエン酸（ＤＨＡ）やエイコサペンタエン酸（ＥＰＡ）の酸化を抑える技術を開発した」（朝日新聞）と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。

　記事によると、油分に溶けにくいビタミンＣなどの抗酸化成分を均質に混ぜる独自技術を用い、一般の食用油より酸化しにくくすることに成功したという。サンマやサバなどから抽出するＤＨＡやＥＰＡは精製直後は無臭だが、すぐに酸化が進んで生臭くなる性質を持つことから、生臭さを消せるようになることでさまざまな食べ物への活用が見込まれるとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）