【売り】明治ホールディングス㈱（2269）4月の勝率は14.29％と低調。これから買う場合は注意を= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】明治ホールディングス㈱（2269）

明治製菓と明治乳業が09年に統合。

■注目理由
2月7日に決算を発表。
平成29年3月期第3四半期（平成28年4月1日～平成28年12月31日）の業績は、売上高+2.2％と増収、経常利益は+7.8％と増益に着地。
併せて、通期の同利益を従来予想の800億円から843億円（前期は818億円）に5.4％上方修正、一転して3.0％の増益を見込み4期連続で過去最高益を更新する見通しとなっており好調だ。

一方で同社株を3月末に購入し4月末に売却した場合の成績を調べてみたところ、1990年3月から2017年2月までで勝率は14.29％、平均損益率は-3.20％となった。
勝率が50%を割り込み、平均損益率もマイナスだったことから、同社株は4月株式市場において下がりやすい傾向があると言える。
今の時期に同社株を購入検討している方は、あらかじめ注意しておく必要があるだろう。
空売りできない場合も、利益確定の良い頃合いと考えられる。
また3月23日終値時点でPER24.55倍、PBR3.19倍となっており、割高感がある。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。