明治ＨＤが続伸、１７年３月期営業利益・期末配当を上方修正

　明治ホールディングス<2269.T>が続伸。７日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想の修正を発表し、営業利益を８１５億円から８４５億円（前期比８．６％増）へ、最終利益を５２５億円から５６５億円（同９．７％減）へ上方修正したことが好感されている。なお、売上高は１兆２５１０億円（同２．２％増）で据え置いた。

　医薬品セグメントでは、薬価改定の影響などにより、大幅な減益を余儀なくされたが、食品セグメントでプロバイオティクスヨーグルトやチョコレートなどの主力商品の売り上げが業績を牽引するほか、原材料調達コストが当初予想を下回ったことも寄与する。

　あわせて発表した第３四半期累計の連結決算は売上高９３４０億８７００万円（前年同期比２．２％増）、営業利益６７９億４０００万円（同１４．６％増）、最終利益４６２億６５００万円（同９．６％減）だった。

　また、期末に創業１００周年の記念配当２０円を増額すると発表し、従来の４５円から６５円へ上方修正する。年間配当は１１０円（従来予想９０円、前期実績１１７円５０銭）となる。

　同時に、上限を２５０万株（発行済み株式総数の１．７％）または２００億円とする自社株買いを発表したことも材料視されている。取得期間は２月８日から８月７日まで。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）