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山崎製パンが急伸。野村証券では、短期業績が堅調でヤマザキ本体では値引き抑制も増収継続、アイテム削減で中期成長性も魅力と指摘。ヤマザキ・ナビスコのライセンス問題が通年影響する17年12月期も、本体の収益性改善で増益を確保するとの見方で、熊本工場の生産は回復に向かうと見らることから、地震による業績への影響は軽微と解説。レーティング「バイ」を継続、目標株価は2800円から2750円に調整している。
山崎製パンが大幅続伸。27日引け後に発表した16年12月期第1四半期連結決算が大幅増益で着地したことや、複数の国内大手証券が目標株価を引き上げており、買いが優勢。同社の16年12月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比3.0%増の2579億5300万円、営業利益は同57.7%増の91億7800万円となった。野村証券では、同社の第1四半期決算は同証券の推定を大幅に超過、値引き抑制の効果が予想以上に利益を押し上げていると指摘。販売堅調、アイテム削減で本体の収益性改善はより進むとみて業績予想を上方修正し、目標株価を2750円から3000円へ引き上げ、レーティングは「バイ」を継続している。このほか、SMBC日興証券は 第1四半期の特殊要因として、うるう年効果による営業増益額推定8億円があったものの、原料コストや電力費などの経費が、同社の期初計画よりも少なかったと指摘。15年7月に食パンや菓子パンを値上げしてからの原料安局面であり、もっとも利益が増加しやすい局面とみて、目標株価を1860円から2160円へ引き上げ、投資評価は「2」(中立)を継続している。