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<動意株・30日>(大引け)=アズジェント、博展、ピーシーエーなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/01/30 15:06
 アズジェント<4288.T>=後場に入って急伸。ストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社はきょう、ファイル無害化ソリューション「Secure Data Sanitization」が、昨年12月31日時点で33の都道府県内で県もしくは県下の市区町村に採用されたと発表。導入実績は現在も増加しているといい、業績への寄与などが期待されているようだ。Secure Data Sanitizationは、イスラエルのVOTIRO社が開発し、アズジェントが販売しているソリューション。このソリューションは、ファイルがマルウエアを含んでいるかもしれない「可能性」を重要視し、外部から入ってくるすべてのファイルを無害化する。

 博展<2173.T>=ストップ高で、昨年来高値を更新。グループ会社のタケロボが26日に、新型コミュニケーションロボットを製品化したと発表しており、これが改めて材料視されているようだ。タケロボはコミュニケーションロボット「ロボコット」を既に販売しており、今回の新型ロボットは「IBM Watson関連機能」や「クラウド連携機能」を搭載するとともに、拡張性を強化した。なお、タケロボは今回新たに追加した新型ロボットを含め、ロボコットシリーズとして今後3年間で2万台の販売を計画している。

 ピー・シー・エー<9629.T>=後場急動意し、昨年来高値を更新。同社が午後2時頃に発表した第3四半期累計(16年4~12月)連結決算が、売上高64億8300万円(前年同期比8.8%増)、営業利益4億200万円(同12.4倍)、純利益2億8700万円(前年同期700万円の赤字)と大幅増益となり、17年3月期通期業績予想の営業利益1億5900万円(同3.9倍)を大きく上回ったことが好感されている。パソコン出荷の回復とクラウドシフトを背景に、同社のクラウド製品の販売が伸長。また、前年ほどではないものの、9月に発売開始した「PCA法定調書X」などによるマイナンバー対応需要の取り込みに成功したほか、源泉徴収票用紙の規格変更による需要なども業績に貢献した。

 黒崎播磨<5352.T>=急伸し、昨年来高値を更新。同社は前週末27日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を1030億円から1100億円(前期比4.4%減)へ、営業利益を60億円から75億円(同28.5%増)へ、純利益を38億円から45億円(同22.4%増)へ上方修正したことを好感した買いが入っている。耐火物関係の販売数量が想定よりも増加していることや、第3四半期からTRLチャイナを連結化したことなどが要因。さらに、コストダウンの進展や、為替相場の円安への転化に伴う為替差益の発生なども利益を押し上げた。また、業績予想の修正に伴い、従来未定としていた期末配当を8円にするとあわせて発表したことも好材料視されている。

 ダイトーケミックス<4366.T>=ストップ高で、昨年来高値を更新。同社は27日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、売上高を115億円から117億円(前期比20.0%増)へ、営業利益を7億5000万円から12億5000万円(同2.5倍)へ、純利益を6億5000万円から16億5000万円(前期9億7000万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。化成品事業の写真材料および記録材料が好調に推移したことに加えて、売上原価比率の低減により売上総利益が増加したことなどが要因。また、DKSHジャパンに対する訴訟について、今年1月20日に和解したことにより、特別利益5億円を計上することも純利益を押し上げるとしている。

 アエリア<3758.T>=一時ストップ高。同社は27日の取引終了後、子会社リベル・エンタテインメントが、スマートフォン向けイケメン役者育成ゲーム「A3!(エースリー)」を同日付で配信を開始したと発表しており、新タイトルの業績への貢献を期待した買いが入っているようだ。「A3!」は、プレイヤーが劇団の主宰兼「総監督」となり、イケメン劇団員たちをキャスティングして青春ストーリーを楽しむイケメン役者育成ゲーム。事前登録者数も最終的に50万人を突破していることから、期待の新タイトルとして注目度が高かった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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