常磐開発はしっかり、建築・土木工事の利益率向上で１７年３月期営業利益・配当予想を上方修正

　常磐開発<1782.T>がしっかり。２１日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、営業利益を１３億円から１７億５０００万円（前期比５．４％減）へ、純利益を９億円から１１億円（同１０．４％減）へ上方修正したことが好感されている。

　主に大型の土木工事において、計画より工事の着工時期が遅れたことから、工事進行基準の出来高が減少する見通しとなったため、売上高は２００億円から１９０億円（前期比３．８％減）へ下方修正したが、建築・土木工事で工事内容の変更および増額などが利益率アップに寄与したことで利益は上振れる見通し。また公共工事において、物価スライドによる労務単価の見直しが行われたことも寄与した。

　業績予想の修正に伴い、従来２０円を予定していた期末一括配当について、特別配当２円を加えて２２円にするとあわせて発表したことも好材料視されている。なお、前期実績の２０円に対しては２円の増配となる予定だ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）