【買い】国際石油開発帝石 （1605）：環境改善、株価上昇に期待 ＝GLA 小池 麻千子

【買い】国際石油開発帝石 （1605）：環境改善、株価上昇に期待

原油価格は、石油輸出国機構 （OPEC）と非加盟国との会合（10日開催）で減産合意実現の期待から買われ、前日比1.07ドル高の50.84ドルとなりました。

原油価格は底堅く推移しておりこれ以上の下振れは考えにくく、11月30日に行われたOPEC総会では減産合意が伝えられ、業績改善の期待から、株価は急上昇となりました。
また為替は同社が設定している想定より円安で推移しており最近の円安推移が業績にプラスとなる可能性も出てきました。
（同社想定通期為替レート：1ドル＝105 円10 銭）

同社の業績見通しは原油価格の動向を見ながら修正されますが、実際想定原油価格を引き上げたことで、利益見通しが2度に渡って上方修正されていますので、見通しが明るくなったことで上昇修正の期待も寄せている模様。

17/3期上半期の業績は、販売数量が、原油が3.7％増の5997万バレル、天然ガスが3.2％増の1658億3700万立方フィートと増加した一方で、
原油価格及びガス価格が下落したことにより、前年同期比31.3％の減収となりました。
原油安、円高が減収要因となっていますが、下半期には環境改善から業績が改善すると見られます。

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2006年に国際石油開発（旧インドネシア石油）と帝国石油による共同持株会社を設立。
そして2008年に傘下の国際石油開発、帝国石油を吸収合併したことで誕生しました。
筆頭株主は経済産業大臣で株式の18.9％を保有しています。