市場関係者に聞く 自公圧勝で今後の相場展開は 日本アジア証券 グローバル・マーケティング部次長 清水 三津雄氏

　衆院選の結果はほぼ想定通りといえるが、与党が議席数の３分の２超を確保したこと自体は前向きに評価していいだろう。また、総選挙というイベントが一巡したことにも安心感が出る。今後はアベノミクスが、遂行されるかが焦点となる。
　この日発表された日銀短観は決して良い内容とは言えない。その意味で、金融緩和に次ぐ”第２の矢”である「景気対策」がきちんと打たれるかがポイント。補正予算の策定などが注目される。景気に落ち込み懸念があれば外国人も日本株を買わないだろう。
　景気対策などがきちんと打たれれば“掉尾の一振”で日経平均株価は年内１万８０００円も期待できるとみている。
　大手ゼネコンに加えショーボンドホールディングス<1414.T>など注目。ファーストリテイリング<9983.T>やオンライン商取引関連で楽天<4755.T>。それに円安効果で輸出関連のトヨタ自動車<7203.T>など期待したい。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）