2015年04月14日16時00分
ウエストＨＤ、今期経常を一転42％減益に下方修正、配当も15円減額
　ウエストＨＤ [ＪＱ] が4月14日大引け後(16:00)に決算を発表。15年8月期第2四半期累計(14年9月-15年2月)の連結経常利益は前年同期比35.7％減の26.4億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の97.2億円→50.6億円(前期は87億円)に48.0％下方修正し、一転して41.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益は前年同期比47.4％減の24.2億円に落ち込む見通しとなった。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→35円(前期は50円)に大幅減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比12.5％減の25.9億円に減り、売上営業利益率は前年同期の19.7％→17.9％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　再生可能エネルギー発電設備の接続申込に対し、複数の電力会社で回答保留が生じておりましたが、条件付にて系統接続の回答が再開されました。　しかしながらその条件（指定ルール）の「無制限・無補償の出力制御」という内容は、新たに設置を考えている発電事業者のマインドにマイナスの影響を与えるものであります。　このような環境の中、今後出力制御に関するルールやその遵守状況
をチェックする仕組み等の整備や、指定電気事業者制度における出力制御期間の見込みの公表等の検討など新しいシステムの運用が整理されるまでには一定の時間を要するなどの理由から、当面対象地域となる九州電力、東北電力管内から、東京電力、中部電力、関西電力管内での事業活動をより一層強化してまいります。現状を踏まえ連結業績予想（通期）に関して、平成26年10月14日付「平成26年８月期決算短信」において公表いたしました計画を上記の通り修正いたします。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営政策のひとつとして位置付け、今後の事業展開及び財務内容の強化に必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当の継続を基本方針としております。　当期の期末配当予想につきましては、通期の業績見込み、財務状況等を総合的に勘案した結果、平成26年10月14日に公表いたしました期末配当予想を１株あたり50円から35円に修正いたします