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東京株式(大引け)=20円高、朝安後は内需株を中心に切り返す

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/19 15:48
 19日の東京株式市場は朝方安く始まったものの、その後は押し目買いが優勢となりプラス圏に切り返した。ただ、全般薄商いのなか上値も重かった。

 大引けの日経平均株価は前日比20円95銭高の2万20円86銭と小幅反発。東証1部の売買高概算は16億4142万株、売買代金概算は2兆208億2000万円。値上がり銘柄数は1136、対して値下がり銘柄数は760、変わらずは127銘柄だった。

 米長期金利の低下を背景に為替が1ドル=112円を割り込む円高に振れ、きょうの東京市場では朝方はリスクを回避する売りが先行した。また、前日の米国株市場ではナスダック指数が過去最高値を更新したもののNYダウは軟調で一時160ドル近い下げをみせるなど不安定な動き。トランプ政権の打ち出す政策実現性に不透明感が漂い、上値を重くしており、東京市場でもその影響を受けている。ただ、売り一巡後は内需株を中心に押し目を拾う動きが顕在化し、日経平均は前日比終値を上回る水準に浮上した。日銀の金融政策決定会合やECBの定例理事会などを前に、これらを見極めたいとの思惑から上値も重く、売買代金低調のなか、小幅高で着地した。

 個別では、任天堂<7974.T>が1200億円強の売買代金をこなし1000円を超える上昇をみせたほか、花王<4452.T>が上昇、ソフトバンクグループ<9984.T>も高い。NTT<9432.T>も買い優勢だった。enish<3667.T>がストップ高、レナウン<3606.T>も物色人気を集めた。TOKYO BASE<3415.T>クリーク・アンド・リバー社<4763.T>JCRファーマ<4552.T>なども値を飛ばした。リンクアンドモチベーション<2170.T>、昭和電工<4004.T>なども人気。

 半面、トヨタ自動車<7203.T>など自動車株が軟調、第一生命ホールディングス<8750.T>東京海上ホールディングス<8766.T>など保険株も冴えない。UKCホールディングス<3156.T>が急落、東芝<6502.T>も売られた。東京製鉄<5423.T>パーク24<4666.T>などの下げも目立つ。gumi<3903.T>KLab<3656.T>なども下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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