２３日の株式相場見通し＝米株安の影響と週末の持ち高調整で売り先行

　２３日の東京株式市場は、週末に伴う持ち高調整の売りが想定されることもあり、日経平均株価は軟調な推移となりそうだ。また、前日の米株式市場で、ＮＹダウ平均株価が３日続落となったことも売り材料となりそうだ。２３日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１１円２０銭台での推移となっている。

　２２日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比１２．７４ドル安の２万１３９７．２９ドルと３日続落した。米共和党上院による医療保険制度改革法（オバマケア）代替法案の提出を好感してヘルスケア関連銘柄が買われ、ダウ平均株価は小幅高で推移する場面が多かった。ただ、米原油先物価格の戻りが鈍く、警戒感から引けに掛けて売り物に押される展開となった。ナスダック総合株価指数は、前日比２．７３２ポイント高の６２３６．６８５と小幅続伸した。

　日程面では、東京都議選告示（７月２日投開票）、４月の毎月勤労統計確報値、気象庁の３カ月予報に注目。海外では、英国のＥＵ離脱国民投票から１年、米５月の新築住宅販売件数が焦点になる。（冨田康夫）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）