東京株式（寄り付き）＝急反発スタート、リスクオフ巻き戻しで買い優勢

　６日の東京株式市場は大きく買い先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比１８２円高の１万８４５７円と反発。

　前日はイタリアの国民投票で改憲反対派が勝利しレンツィ首相の辞意表明などを受け、東京市場は売り優勢だったが、欧米株市場ではイタリアを除いて総じて堅調な値動きで、投資家の不安心理が後退している。米国株市場ではＮＹダウ、ナスダック指数ともに高く、これを受けて東京市場でもリスクオフの巻き戻しに高く始まった。外国為替市場では１ドル＝１１３円台後半でもみ合っており、主力輸出株に対してはほぼ中立だが、前日に欧州金融市場への波乱懸念を背景として下落した金融株には買い戻しが入りやすい。

　寄り付き時点で業種別では３３業種中、紙パルプを除きほぼ全面高。値上がり上位に鉱業、非鉄、鉄鋼、石油、金属製品など。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）